主体的学び研究所

主体的学びと食の機能(長野県真田町での奇跡!)

主体的学びと食の機能(長野県真田町での奇跡!)

元真田町教育長の大塚貢先生は、いじめ•非行•不登校等で荒れていた真田町の小中学校を改革した。この10年は非行、犯罪、不登校はゼロである。生徒は主体的に学ぶようになり学業成績も全国のトップレベルになっている。この背景に食の改善がある。(詳しくは「給食で死ぬ」コスモ21)

高校生の40%が生活習慣病予備軍という調査がある。ファーストフード、コンビニ食、脂と肉の食事、化学調味料•保存剤をとっているためである。血液がドロドロになり、脳に酸素が十分供給できないため前頭葉が働かなくて、省察力のない思うとやってしまう脳になる。情操感情もなくなってくる。

真田中学では80人の教師全員が一体となって授業改革をやった。相互に授業を見学し批判して、生徒が眠らない授業をつくりあげた。先生が変わったのである。先生が変わると生徒も段々変わってきた。人間生活の根本に立った改革を目指した。生徒が主体的になると大きな変化が起きた。本を読むようなった。図書館はいつも一杯になる。全国読売新聞作文コンクールで優勝する生徒が出て来た。何かに取組む力が格段に向上した。全国合唱コンクールで優勝するようになった。すべて生徒が主体的に取組んだ結果である。

それでも不登校などがゼロにはならなかった。教師の努力の限界を越えている何かがある。それが食であった。給食をパン食、肉食から米飯食、青魚、大豆などに変えた。オーガニックに変えた。PTAや行政から抵抗があったが頑張って実行した。脂と肉の食事からの大変革である。アトピーもなくなった。生活習慣病予備軍はなくなった。生徒がさらに主体的に学ぶようになった。学業成績は全国のトップクラスになったのである。小浜市、三島市などへもこの取組みは広がっている。

 

研究員  花岡隆一

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