主体的学び研究所

オンライン教育3.0とは?

オンライン教育3.0とは?

ニューヨーク工科大学のCTLにおけるコースデザインの第一人者であるZhadko博士を囲んで「オンライン教育3.0」=協同学習を実践目的としたオンライン教育である、ということを学んだ。
(東京大学 船守美穂先生の企画による)

米国では協同学習を促進するオンライン教育の実践が想像以上に進んでいる。オンライン教育は協同学習が可能であるがゆえに、対面教育より効率的で効果的な教育手段であると考えられ、協同学習を含まないオンライン教育は行う意味がないと言われるほどである。米国の大学では、背景にMOOCの出現および緊縮した高等教育財政などがある。オンライン教育における協同学習の方法や評価などについて多様な取り組みがされている。、テクノロジーの活用や支援体制についても興味深い取り組みが行われている。

オンライン教育3.0は、ブレンド型教育であり、かつSNSを使った教室内外授業である。学びに必要なものは省察の時間があること。省察とピア学習が繰り返して行われるなかで学びの向上があるもの。

協同学習が成立するために米国では様々な教育ツール(チップス)が開発されている。学生の学習文化を形成するモジュールでもある。Zhadko博士は7つの実践的テクノロジーを紹介する。Google Apps,Zoomなど汎用的なソフトからPrezi,Evernote,vtなどまで。

ブレンド型学習を有効にするための戦略も検討されている。ひとつの有効な方法として、3週間位を期間として家庭学習と対面学習での学びのヒントをその都度教師が与えることで学生が自分の学びの段階に応じて深い学びに繋げていく方策をあげる。(ひとつの協同学習でもある)

Dr. Olena Zhadko, Mgr. Course Development Center for Teaching and Learning, NYI T

研究員 花岡隆一

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