主体的学び研究所

協調学習がないオンライン学習は学習ではない!

協調学習がないオンライン学習は学習ではない!

本日は主体的学び研究所にニューヨーク工科大学のCTLでコースデザインの指導をしているOlena Zhandko先生をお招きしてセミナーを開催しました。これは東京大学の船守美穂先生の企画によるものです。。日本の高等教育においても興味深いテーマですので簡単にご紹介します。

米国では教育コストの急増により効率化ということが真剣に考えられていますが、MOOC第3世代はMOOC Movementをキャンパス内で活用することでコストの効率化を図っている、という報告は船守先生の調査にあります。つまりオンライン学習が従来とは違う形で注目されています。厳密に言うとブレンド型学習なのですが、オンライン学習の未来型は協調学習が伴うものであるということです。

このオンライン学習における協調学習の有り様についてニューヨーク工科大学での実践を含めた米国の紹介ですが、一方通行になりがちなオンライン学習を主体的学び、深い学びさらにはアダプティブな学びに繋げていくかはマスタリー•ラーニングに近いものがあります。つまり、きめこまかな教師のフォローアップが必要になります。ちょっとした質問(課題)を与えて考える時間をつくる。オープンソフトを活用して学生同士、学生と教師が教師外でコミュニケーションする場(バーチャル空間)を活発にするという流れです。
特にピアー学習の仕組みを張り巡らせることが大切である。一方で学生も教師も時間の制約があるのでどこまで教室外での協調学習を実践するかはよく考える必要があります。

セミナーの詳しい内容は研究所ホームページにアップされると思いますのでご覧ください。

研究員 花岡隆一

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