Queens 大学(カナダ)で開発されたICEモデル(Ideas-Connections-Extensions)はポータブルであることから使い易いため、アクティブラーニングを促進する考え方として大学や高校の現場でじわりと広がってきている。
開発者の一人であるSue Fostaty先生は知識の評価では人の成長を促すことができないと考え、ブルームとは違う方法、即ち学習者自らが省察を通じてPDCAを回しつつスパイラルに成長していくことを評価できるものとしてICEモデルを考えた。
ICEに取組んでいる方々から出る質問として、ICEはIから始めるのですか? これはどこから始めてもよい。Eから問題への意識づけを行い、Iに戻るということもある。又IにもC的Iというものがあり、Iそのものが既にConnectionを暗示している知識もあるという。ICEを授業で使う場合は教師がどこを強調しようとしている明確な意志が必要となる。
広島県立安芸高校は日本での先行実施例を豊富に持っている。私たちも安芸高校の取り組みから多くを学ぶことができる。よいアウトカムが生まれることを期待している。
研究員
花岡隆一
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