細川昌夫教授は「グレーターナゴヤ」の提唱者ですが、現在もメガリージョンについてのプロモーションをしている。世界のメガリージョンに照らして「内なる国際化」の遅れが日本の課題であると言います。国はイノベーション力、グローバル力、コミュニケーション力が大学における人材育成で強調されますが、米国のジーンタウン、リサーチトライアングル、カナダのグレータートロント、欧州のオウルモデル、エレスンド、ランドスタットなどでは地域産業と大学が「内なる国際化」=人材、産業の門戸開放を徹底して推進している。取り分け、地(知)の拠点である大学の役割は大きく、海外留学生にとってもっと魅力ある教育内容を示さなければならない。例えば、特長ある地域社会に密着したアクティブ•ラーニングを実施して、海外留学生にとって第二の故郷になるような仕組みも考えて欲しいと。日本人は特にコネクション(C)が弱いので、ICEアプローチについても大学や社会で取り込んでいく価値のあるものと賛同を得た。
研究員 花岡隆一
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