主体的学び研究所

主体的学びとconviviality

主体的学びとconviviality

帝京大学高等教育開発センター(CTL)が主催するFDシンポジウム(Student Engagement)は、SCOT(Student Consulting on Teaching)プログラムの発表とパネル討議であった。ユタ州のユタバレー大学(UVU)、ブリガムヤング大学(BYU)のSCOTを招聘して、帝京大学のSCOTを含めた3大学の交流でもある。SCOTは米国だけでなく欧州の大学でも始まっているが、ユタ州2大学のSCOTは秀逸であるようだ。オナーズプログラムやリーダーシップ学生などから選択された学生がCTLの中で活動をしている。教師からの評価はとても高く、学生の視線での教師へのアドバイスは、より洗練された教師程必要としていることが分かった。SCOT自身の成長も大きく、帝京大学のSCOTメンバーの調査では、責任感•誠意/傾聴力/精密さが自覚されるようになったという。最後にパネラーのSCOT学生が何故SCOTを続けているかという理由として、conviviality(浮き浮きする気持ち)であるという話があった。楽しいことは積極的になれる。その結果自分の成長が確かめられる。成長とは責任を自覚することでもある。その原点は楽しいこと、というのが印象的である。

 

研究員 花岡隆一

 

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