主体的学び研究所

心に突き刺さる「問い」!

心に突き刺さる「問い」!

ICEモデルをプラットフォームとした探究研究が進んでいます。広島県祇園北高校の柞磨昭孝校長先生は、他者が存在してはじめて学びは成り立つことを実践で検証していますが、What, Why, Howの3つのステップでの問いづくりをICEモデルの各ステージにも沿う形で、かつこれを3次元化した「柞磨モデル」を開発しました。

柞磨先生からの引用です。「学びには「正しい」と「間違っている」がシンメトリーではない、ということの理解が図れるように気を配っています。状況や文脈における価値づけ(優先順位)、その状況において最も機能するものの選択・判断というプロセスが続きます。学校教育では予め正しいことが存在しているという前提で組み立てられてきたので、生きて働く力になりくいのです。答え探しばかりに意識が行ってしまい、まず自分がどう感じるのか、それは誰をどのように幸せにすることにつながるのか(他者性)ということを考えなくなります。

高校3年間で、生徒の一生の記憶に残る「問い」が一つでもできれば素晴らしい。それは社会的に価値があるかどうかというようなものではなくて、生徒の心に棘のように突き刺さり、その後の人生でときどき良心に問いかけるような、答えのない、或いは石ころのようにみえても、その子の人生にとってはダイアモンドであるような問いです。」

主体的学び研究所では、この「問いの形成」に関して学んでいきたいと考えています。

研究員
花岡 隆一

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