この程、広島県教育委員会は中教審において、同県が進める教育改革10年計画を報告した。知識ベースの学びに加えて社会を生き抜くための必要な資質や能力を得るための「主体的な学び」の創造を目指すものである。このために自ら課題を見付け,それをよりよく解決していく「課題発見・解決学習」を推進していく、としている。この授業方法として「ICEモデル」を推進していくことを記述している。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/167415.pdf
私たちは2012年にカナダで普及している「ICEモデル」は日本の教育改革に適していると考えて開発者の一人であるSue博士の論文を紹介した。今日まで様々な現場での実践が行われている。高等教育では、看護学等でその評価にICEルーブリックが検討されている。広島県では小中高校全体が「ICE」を学び独自の取組みがなされている。県立安芸高校での実践例を近くご紹介できる。
<参考著書>
「主体的学び」につなげる評価と学習方法―カナダで実践されるICEモデル (主体的学びシリーズ―主体的学び研究所) 東信堂出版
研究員 花岡隆一
コメントを残す