主体的学び研究所

ニューヨークロースクールのIT(授業収録)の先端的教室設計への挑戦

ニューヨークロースクールのIT(授業収録)の先端的教室設計への挑戦

岩手大学(大学教育総合センター)の江本先生は、大学の教員•職員•学生のための教授技術学習システム『匠の技』の開発で著名です。

https://takumi.iwate-u.ac.jp/

 

9月にニューヨークの*NYLS(New York Law School)を訪問され、アクティブラーニングのためのITを活用した教室デザインの在り方を調査されました。

研究所で、江本先生からヒアリングをしたので概要を報告します。(花岡)

 

2012年PODでは「Pencils or Pixels」をテーマに授業へのIT導入で沢山の発表がありましたが、NYLSはその代表事例といってもよく、授業収録システムの第3世代を実現しています。第1世代は模擬裁判の授業を想定した大教室、第2世代は模擬面接(弁護士とクライアント等)想定の小教室、第3世代は、グループ討議のための中教室。教室のデザイン会社が、それぞれの目的に沿ったITの設計をしている。複数のカメラや天井マイクを教師や学生の授業での動線などを想定した設計になっている。(日本では、システム会社が授業の在り方を前提としたIT設計をしていることはまだ少ない)

NYLSでは、こうした設計の結果、学生のトレイニングの成果が確実に伸びているとのこと。

江本先生は、日本の授業収録等の教室設計も、今後は授業の在り方を前提として設計をする時代になってくると述べられています。

 

*  New York Law School

1891年に設立され、ニューヨークの法律学校は、法律、政府、金融街の中心近くにマンハッタン南端に位置する独立した法律学校です。。ニューヨーク·ロースクールでは、13,000人以上の卒業生を持ち、現在アメリカのビジネス、法律、金融、法律、不動産、税務、その5つの高度な学位プログラムのいくつかの1365のフルタイムの学生とそのJDプログラムと95の生徒で400パートタイムの学生が在籍しています。

 

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